こどもみらいかいぎ～大好きな電車の写真を撮りにいく！～

「もっとこうならいいのに・・・って思うことあるかな？」

そんな問いかけから始まった、Tにとって初めての「こどもみらいかいぎ」。
最初は少し緊張もあるのか、そんなこと考えてもみなかったのか、言葉数も少なめでしたが、いつものようによくおしゃべりするようになったのは、不思議なことに「算数が嫌い」という話からでした。

「さくらんぼ計算がむずかしいんだ・・・」とTが言うと、
「えっ？さくらんぼ計算って何？教えて！」とゆみ先生。
苦手なことを上手に説明できるかな？と心配しながらも見守っていると

「例えばこういう式があってーここをこう分けてー」と上手に説明していてびっくり！

そうこうしているうちに随分緊張はほぐれたようで、
好きなものは何？という質問に、得意の電車トークが炸裂しました＾＾；

「20000系とー70000系とー」と、マニアックな鉄道知識を語りだします(笑)
好きなことは？という質問にも、「プラレール！Nゲージ！電車でGo!」と鉄道ばかり。

いつも相手の興味に関わらず自分の好きな話をしちゃうんだよね…と苦笑いしながら見守る母でしたが、ゆみ先生はＴがカメラを持参してきたのを見て

「じゃあ電車の写真を撮りに行ってみる？」と提案してくれました。
それを聞いて、Tの瞳がキラッと光りました(笑)

栗橋駅近くの踏切にやってきました。
カメラを構えて待っていると、カンカンカンと踏切が鳴ります。
どっちから電車が来るんだろう？とTの表情にも緊張が走り、
駅方面に見えた電車にカメラを向けていると、後ろからも電車が来てびっくり！
いつの間にか後ろにも東武の電車が来たり、JRの線路に貨物列車が来たり、大忙しで約25分写真を撮り続けました。

その後も陸橋の上から電車を撮影したり、
田んぼのど真ん中で新幹線を撮影しました。
Tはいつまででも撮っていられそうでした＾＾

その後、事務所で今後の計画を立てます。

今日見た電車の運転席の模型を作りたい！
今日撮った写真で来年のカレンダーを作りたい！
電車の絵を描いて、それをグッズにしたい！
など、夢がどんどん広がっていきます。

子どもの可能性って無限大だなぁと感動し、
普段それを制限してしまっているのは大人なんだろうな・・・と反省もしました。

Tは、兄に障害があるいわゆる「きょうだい児」です。日々の生活の中で我慢をさせてしまうことも多々ありました。それに加えてコロナ禍で学校でも何かと制限の多い今だからこそ、子ども達にはのびのびとした夢を持ってほしいなとTの笑顔を見て改めて思いました。

息子が電車が好きなのは知っているけれど、どうやってその興味を広げていってあげたら良いかわかりませんでしたが、一緒に写真を撮るだけでこんなに喜んでくれて、親もこんなに楽しいなんて！素敵な機会をいただけて良かったです。次回のこどもみらいかいぎも楽しみにしています！