2020年の新型コロナウイルスの流行によって
学校が休校になり、たくさんの親子が途方に暮れることとなる直前の1月。
まんまるプロジェクトのためのクラウドファンディングがスタートしました。
その当時はその先1年以上にわたって生活が一変するなどつゆ知らず・・・
クラウドファンディングはもとより、活動の告知や宣伝ができるような雰囲気ではなくなりました。
が・・・3月にはなんと目標金額を達成します。
その時に感じたことは
このプロジェクトは
ご支援くださった方々にとっての希望なんだ
ということでした。
なのでその後も社会不安は続きましたが、
くじけたりあきらめたりすることなく進むことができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
スタッフみんなで真剣に
「家の中にいても、子どもたちがチャレンジできることってなんだろう?」
「親子の心が少しでも明るくなるようなことは何だろう・・・」
と考えました。
そしてひらめいたのが、支援金で建てる予定だったビニールハウスをやめ、
希望するご家族にエディブルフラワーの種と土とポットを無償で配送し、自宅で育ててもらうという
【エディブルフラワー活動※エディ活】でした!
コロナ禍で自粛期間中、私の生活は土を買いにいくことと、郵便局に行くこと一色になりました(笑)
おかげで余計な心配ごとを考えずに済み、
ひたすら種と土を全国の仲間に送らせてもらいました。
(参加家族は合計40世帯以上になりました!)
そしてみんなが種まきをしている様子を動画や写真に撮っていただき、栽培者専用のグループLINEを作りました。
みんなで種の成長の様子を喜びあったり、不安を聞いてもらったり、励まし合いながら育てました。
花を育てることは、子育てとそっくりでした。みんなで悩みや不安を打ち明けることや、喜びを共有することで、本当に救われました。
「オーガニックの種を使い、室内で育てる」ということにこだわったため、
まったく発芽しない種もたくさんありましたし、
芽がでて葉が茂っても花が咲かないまま枯れてしまった苗もありました。
大切に育てたのに花が咲かず、がっかりしたり悲しんだり・・・
しかしそれもまた体験なのだと思いまます。
大切なことは、花を咲かせられたかどうかではなくて、なにもできないと皆が悲しんでいたつらい時期に、
初めてのことにチャレンジし、毎日毎日心をかけて見守り育てるという、尊い作業をしたことに、素晴らしく価値があると思うのです。
そして花が咲いた方からは郵送していただき
乾燥させたり押し花にして作品作りに取り組みました。
お花をお菓子にのせたり、フラワーシュガーやキャンディーにしたり。
ひとつひとつのお花を大切に扱うことは、心がとても穏やかになり癒されます。
レジンを使ってアクセサリーを作るワークショップも開催しました。
お母さま方は日頃の子育ての不安や疲れから解放され
心から楽しかった…と浄化されたような優しい笑顔で帰っていかれたのがとても印象的でした。
ある男の子は、自分で種から育てた花をフラワーソルトに加工ました。
うれしそうに笑う顔を見て本当にうれしく、ショップカードを作成しました。
今年の春には1年越しに咲く苗もあるでしょう。
「みんなで育てる」ということができた、エディブルフラワー活動。
ご参加してくださった方々、そしてこの大変な時に活動を支えてくださった皆様に心から感謝です。
お花を使った作品づくりのワークショップは今後も開催していきます。大勢で集まるのではなく、個別対応しておりますのでぜひお問い合わせください。
お庭のお花や植物を使った作品も作ることができます。
大切に育てたお花を、いつでも愛でる嬉しさをいかがですか?
お花とあそぶプログラムはこちらから(会員以外の方もご参加いただけます。また大人むけやエディ活参加者は料金が異なります)
コメント