助成団体のご紹介と不登校児支援について

新年あけましておめでとうございます。

まんまるプロジェクトもコロナ禍に発足して早3年目となりました。その間たくさんの方のご支援をいただき、様々な活動が制限される中で放課後等デイサービスの開所が実現しました。放課後等デイサービスは国の福祉サービスなので必要性が認められて通所受給者証を行政から発行してもらえれば利用することのできる施設です。

そしてまんまるプロジェクトは、デイサービスとは別のサービスとして個別のニーズに応える形でプログラム会員のお子様へ支援を実施してきました。

ゆるやかに対象者を分けながらも、一緒に活動することもあり、また不登校のお子様のボランティア体験としてデイの子どもたちのお世話や施設のお手伝いをすることもありました。中高生の発達障害をもつお子様の居場所としての役割も大きく、子どもたちが欲しい!と熱望していたパソコンやペンタブレットなどの高性能機器、そして車いすの子どもが来所できるよう福祉車両などを多くの助成団体様のお力によって用意することができました。

毎日子どもたちは自分の好きな活動をやりたくてワクワクしながら来所します。そのためにやらなければいけないことにも積極的に取り組み、日々成長を見せてくれるようになりました。パソコンを使って自由な発想で絵を描いたり、中高生は本格的なパソコン技術の学習やプログラミングにも取り組んでいます。

多大なるご支援の中で日々励まされながら、私たちも初めての福祉施設運営を叶えることができました。心より感謝申し上げます。

パソコン教室の様子

【まんまるプロジェクトにご支援くださった企業様・財団様をご紹介いたします】

パルシステム共済生活協同組合連合会「ささえあい基金」・・・(2年目)・パソコン・ペンタブレットなど数台・プロジェクター

社会福祉法人木下財団・・・パソコン数台

公益財団法人洲崎福祉財団・・・車椅子用福祉車両1台

今年は、過去最多となっている不登校児童のためにまんまるプロジェクト「こどもみらいかいぎ」を新たに再編成して始動していこうと考えています。

令和3年度でも24万5千人といわれている不登校児。現在はもっと増加しているでしょう。

まんまるには、学校には行けないけれどここには来ることが出来ると言ってくれる子どもたちが何人もいます。

そして様々な方面から同じような境遇の児童をもつ親御さんからの相談依頼が入ります。どの親子も必要としているのは「居場所」です。

しかしながら現在、不登校の子どもたちを支援する者に対しての公的な援助はありません。放課後等デイサービスの定員は一日わずか10名で、もう満員です。

子どもたちが安心して通い、学ぶことのできる居場所をきちんとした形で整えるには(持続可能なシステムで)考えねばならないことが多いのです。

不登校であっても、子どもたちが自分を好きでいること・そしていきいきと活動し自分の得意を見つけることはできます。お友達と協力し合ってイベントを作ったり仕事を手伝うこともできます。発達障害やグレーゾーン、境界知能の子どもたちが自立していくために必要なソーシャルスキルトレーニングや社会体験、仕事体験を土曜日・日曜日に実施しています。平日にもなにかしらできるように、今年度は方法を模索していきたいと思います。

今後とも、たくさんの方々のご支援を励みに子どもたちの明るい未来のために進んでまいりたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました