しごと体験で育まれるものは【自己肯定感と社会とのつながり】

こんにちは!今回はまんまるプロジェクトの活動の中で肝となる「本物の仕事を体験する」活動についての記事です。

昨今多くの中学校では「職業体験」というものが実施されており、地域の様々な職場にグループを組み体験活動に行く機会が設けられます。(私の子どもたちも将来の夢に関係なく保育園・自動車販売店・スーパーマーケットなどに行きました)特別支援学校の高等部でも1週間ほど就労支援施設への体験があると聞いたことがあります。

そのような体験活動は子どもたちの未来への視野を広げ、社会への関心も深まりとてもいいきっかけになると思います。それらの活動とまんまるプロジェクトで実施する仕事体験は似ていますが、少し意義や目的が違うので、そこについて今日はお話ししていきたいと思います。

社会はどう変化したのか?

当たり前のことですが、今のこの社会を回しているのは現在大人であるわたしたちであり、未来の社会を創るのは今の子どもたちです。コロナウイルスで社会不安が大きくなる前からずっと、この社会の中には「生きづらさ」を抱える人たちがおり、ひと昔前には常識だったことに疑問を持つ人たちも増えてきました。

終身雇用制度が崩れ、非正規雇用者が増加し、ニートやひきこもりも社会課題として解決策のないまま放置されてきました。
発達障害という言葉を聞くことが増え、意思のある不登校児も増加しました。(学校にいけないのではなく、行かないという選択をした子どもたち)

またSNSの普及により、リアルな友達でなく顔の見えない繋がりを持つ人々も増えました。

子どもたちがこれから生きていく社会は、わたしたちが生きてきた社会とは別物なんですね。だからこそ「良い悪い」ではなく変化を受け入れつつ、誰もが生きやすい環境や社会をみんなで創れたらと考えています。

子育ての目的とはなんだろう?

 子育ての最終的な目的は、子どもが「自分の力で最善の道を選び、自立していくこと」をサポートすることだと思うのですが、それ以前に大切なのは、

自分自身という存在を大切にできる子どもに育てることだと思います。

簡単なことでいえば「ありがとう!」と言われる経験をたくさん積んでいる子どもは、自分の価値を感じやすいし、人の役にたつ喜びを知っているので頑張ることができます。
「大丈夫、大丈夫」と言われて育った子どもは、良い意味で「何とかなる」とあきらめではなく自分に起こる事柄を受容しやすくなると感じています。

自分自身を大切にするとは、どんな自分でも価値のある人間なんだと自分自身が受け入れることです。それは、障がいがあってもなくても、です。(親がわが子に対して価値のある人間だと心から信じることも同時に重要です。)

しごと体験プログラムでなにが得られるのか?

 まんまるプロジェクトでは月に一回、加須市の企業さんから与えられた仕事をスタッフと子どもたちみんなで責任もって取り組む「しごと体験」の日があります。
(参加費無料・しごと体験プログラム

がんばったことで得られるものは「達成感」「感謝」「自信」そして「社会性」です。

有名な職業体験テーマパーク【キッザニア東京】の地域版リアルキッザニアを目指したいと考えています。また、企業だけでなく個人や地域課題や活性化にも目を向けた取り組みも増やしていく予定です。

地域と共生するプロジェクト

「こどもみらいかいぎ」はこどもの「声」をひたすら聴く

そして+アルファで、まんまるプロジェクト【こどもみらいかいぎ】プログラムでは

0から1を生み出せる子どもたちを育みたいと考えています。

俗にいう「好きなことを仕事にする」ことや「得意なことを形にする」ことを目指し、興味のある分野について掘り下げて学び、それをどう社会に生かしていけるのか「仕事」にするにはどうしたらよいかなどを考え、経験を積むことです。(その前段階で、仕事にこだわらず子どもの好きなことを形にするということからスタートします。とことん、子どもの心に秘めた「」を引き出します)

学校生活や遊びが制限され、今子どもたちはこの状況の中でも適応力を発揮していると思いますが、心の中に何もないわけではありません。押し込めた気持ちを安心して出す場にもなったらよいと願っています。

社会をつくるのは自分たち=生きやすい社会へ

プログラムを通して、「社会を創っていくのは自分たちなのだ」という意識や、仕事を生み出す発想力、雇われることだけでない感覚を身に着け、つまづいた時にも社会や大人のせいにすることなく、立ち上げれる自己肯定感が育てば怖いものなしです。

その先にきっと、「生きやすい」自分たちの社会を創ろうとするのではないかと考えています。
常識や当たり前が崩れた今こそが、チャンスなのだと思います。

2020年3月開催こどもみらいかいぎ
コロナになってどんなきもちかをとことん出し合った子どもたち

学校で得られるものもたくさんありますが、社会の中で得られることもたくさんあります。どちらの良さもバランスよく子どもたちの中に取り入れることで、

心地よい居場所がたくさんあるホームタウンになるといいなと思います。

子どもたちが地域の中で様々なおとなたちに

「お!!がんばってる~?こんどこれ手伝ってほしいな~!」とか、
「今なにをやってるの?ぜひうちで生かしてほしいなぁ!!」などと声をかけてもらい

(声をかけやすい)関係性を、子どものうちから構築することが、まんまるプロジェクトの目的です。

この先どんなことがあっても、必ず生きていく場所はあり、小さくても活躍できる瞬間があり
それぞれがありがとう!」と言い合える社会

人って優しいなぁ、この地域は自分を受け入れてくれてるなぁ!と感じることのできる社会を目指して、まんまるは地域経営者の方々と子どもたちをつなげ、双方にとってプラスになる関係性を目指します。

自分で育てたエディブルフラワーをハーブソルトに加工し地域の精肉店さんに説明しています。1から自分で作ったので、誰よりも説得力があります!

まんまるプロジェクトに協力してくださる企業様を募集しております。子どもたちの体験活動や場所、商品開発などの機会を提供していただければ幸いです。わたしたちスタッフの全面的なサポートのもと、質の高い仕事をお約束します。お問い合わせはこちら

https://www.manmaru2020.com/blank-4
封入作業に初挑戦!

まんまるプロジェクトに仕事と活動場所を提供してくださっている埼玉県加須市の株式会社FUNSさんのホームページはこちらからチェック→
https://www.funs-inc.com/%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E5%86%85%E5%AE%B9/

はなまる加須
地域の中小企業を応援できるSNS型バーチャルタウン「はなまる加須」が、2021年春のサイトオープンに向けて準備中です!(株式会社FUNS)
まんまるプロジェクトでは、子ども達が掲載店を取材し、記事を投稿するコーナーなどのお手伝いをする予定です。職業体験などの様子も発信し、地域の中で子どもたちが活躍する場を創ります。子ども取材団にご興味ある方はお問い合わせを!

まんまるプロジェクト 代表 根崎由美

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